エーミング設備 (スキャンツール,ターゲット)

equipment

エーミングは必須。

町を走る車で、センサーを搭載していない車を見ることのほうが珍しくなりました。初心者から熟練ドライバーまで全方位で強力にサポートするこうした機能は、新車に標準搭載されるように義務付けされました。こうした機能が普及していき便利になる一方で、センサーが使えなくなった時に不安になることが予想されます。だからこそ、車に搭載されたセンサーが常に正常に働くように調整するエーミングは今や必須の技術であり、センサーという高精度なものを理解し、修理できる工場が求められます。


しかし、修理という観点で言えば、なかなかの難題です。というのも、こうしたセンサーは「高い精度で組み上がっているクルマ」だからこそ働くもの。ちょっと雪が被さったり、泥がついたりしてセンサーが働かなくなる経験をしたことのある人も少なくないでしょう。しかし、車のフレームがゆがんだりすればセンサーが当てにならなくなるのですが、それを運転者が判断するのは極めて難しいものです。クルマは信じられないほど頑丈にできていますが、ボディ構造上、金属の伸び縮みやシャシーのわずかな歪みが起こりえます。そこで、こうした安全装備の精度が増しているクルマには「エーミング」が欠かせません。

特定整備にはいち早く対応。蓄積され続けるノウハウ。

エーミングとは、英語で「狙う」という意味の言葉で、センサーなどが正しく機能しているかどうかをチェックする「校正作業」を意味します。実際の作業としては、まずタイヤにセンサーを正確に読み取る特殊な検査器具をつけ、そこに前方から厳密なサイズや距離を測れる器具に設置したレーザーポイントを照射し測定します。これで、ミリ大尉でのクルマの歪みを検査し、正しい状態に戻すための道標を作っていきます。

令和2年より、安全先進機能が搭載されたクルマや、自動運転に向けた各種の新技術に対応するため、国土交通省は車検制度を改正する方針を固め「特定整備認証」が追加されました。従来のブレーキやハンドルの動作などの検査に加え、新たに、自動ブレーキや車線維持機能の電子制御装置の確認などを検査項目に盛り込まれたのです。
私たちはこの時、いち早い、エーミング設備導入を決定し、すぐに動きました。カメラやセンサーの調整のため工場の土間を打ち直し水平にするなど行いました。
当初は試行錯誤の連続でしたが、蓄積された経験は今や大きな自信です。先進安全装置を搭載した自動車が増え、ただ板金・塗装するだけでなく、センサー・カメラの調整はすでに業界では必須サービスのひとつになっています。 現在もまだ、目まぐるしい進化をしつづけるこの分野の取り組みに終わりはありません。私たちは、すべて品質向上と、すべてのお客様の信頼を獲得するために注力し続けています。

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